FEATURES 高い技術力

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白川製作所オリジナル
高性能「四方弁」白川製作所の脱湿装置には、気体の流れをスムーズに切り替えるために、当社独自の「四方弁」を採用しています。四方弁は二方弁に比べて構造がコンパクトな上に、二方弁では4台必要なところ、四方弁では1台で済み、コストを低く抑えることが可能となります。
また二方弁の場合は、弁が故障すると気体の流れが完全に閉塞してしまうことがありますが、四方弁は完全閉塞はしません。白川製作所の四方弁は品質改良を重ねて、トラブルの少ない高性能を実現しています。サイズ 設置数 コスト 素材 四方弁 コンパクト 1台 小 国産品 二方弁 大 4台* 大 国産品
または輸入品*四方弁1台に対して、二方弁で対応した場合の設置台数 -
02
省エネによる、環境負荷とコスト削減
白川製作所の脱湿装置は、吸着剤(活性アルミナ、シリカゲル、合成ゼオライトなど)によって気体の水分を取り除く「吸着方式」を採用しています。
このような吸着式の脱湿装置は、運転中に吸着剤が吸着した水分を乾燥させ、再生させるという工程が必要となります。
この吸着剤の加熱再生処理について、設計にさまざまな工夫を凝らすことにで、省エネによる環境への負荷とランニングコストの低減を実現しています。省エネの例 ENERGY SAVING EXAMPLE
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EXAMPLE1
加熱式脱湿装置の入口側に予冷器や冷凍式ドライヤーを組み合わせて前処理を行うと、入口負荷水分量が低減され、装置を小型化することができます。そのため、乾燥気体の消費量や吸着剤再生に必要な動力費を低減することができます。
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EXAMPLE2
露点計により脱湿装置のサイクル制御を行う事で、入口温度が低い冬場や使用流量(取り入れられる気体の量)が少ない場合などに、切替時間を延長することができます。それにより吸着剤の再生回数が減り、乾燥気体の消費量や再生時に必要な動力費を低減することができます。
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EXAMPLE3
吸着剤の加熱再生に、コンプレッサーの廃熱を利用することで、電力量や蒸気消費量を低減することができます。
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EXAMPLE4
吸着剤の加熱再生を深夜電力を利用して行う事で、電気代を低減することが可能です。
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03
気体の品質向上の実現
脱湿装置の入口側にプレフィルターを設置すると、ミストが除去され性能を安定させることができます。
出口側にアフターフィルターを設置すると、吸着剤の粒子が除去され、クリーンな気体を供給することができます。
さらにファイナルフィルターを設置することで、クリーンルームなどで必要とされる極めて高品質な気体を供給することが可能となります。 -
04
周辺環境に配慮した静音性の向上
非加熱再生式の場合、排気サイレンサーを架台に設置する事で騒音の低減に配慮しておりますが、システムの特性上騒音低減に限界があります。
加熱再生式では、再生する側の棟の圧力を時間をかけて徐々に下げることができるため、脱圧の際の騒音を抑えることができます。
騒音規制が厳しい環境では、加熱再生式の導入をお勧めします。非加熱再生式の装置では、騒音値を下げる排気サイレンサが架台に設計されております。 -
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特殊ガスも脱湿可能な、先進技術への対応力
未来の脱炭素社会の実現に向けて、あらゆる産業が変革を迎えています。先進技術への適応が求められる中、白川製作所のガスドライヤーは、多様な特殊ガスの脱湿に対応可能です。次世代エネルギーとして期待される水素をはじめ、二酸化炭素、メタンガス、窒素など、各気体の流量や圧力、温度、露点を緻密に計算し、最適な運転方法をご提供いたします。