FEATURES ソリューション

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業界随一の技術力で、特殊ガスまで脱湿する
白川製作所の脱湿技術は、非可燃性ガスの脱湿に限りません。窒素ガスや炭酸ガス以外に、毒燃性ガスや希少ガスといった特殊ガスの脱湿も可能です。また、脱酸触媒を用いたDEOXOユニットも取り扱っているため、お客様へ高い効率性をもたらします。詳細についてご質問などございましたら、お気軽にお問合せください。
ガス精製装置の一例(脱酸装置)
製鉄の還元焼鈍等では使用される窒素ガスや水素ガスの純度を上げるため酸素分の除去を必要とします。ガスが水素を含む混合ガスの場合は当然水素添加は必要ありませんが図のようにNガスのみの場合は通常水にして除去されることになります。
化学反応(酸化)は反応熱を伴いその量により高温になることもあり、また触媒は精製する物質中の不純物により被毒し触媒作用が失活してしまうことがあるので取り扱いには十分注意が必要です。 -
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脈動を防止し、圧力変動による悪影響から機器を守る
脱湿筒の切替サイクルが短い非加熱再生式は、脱圧、昇圧(再生側の圧力を脱湿側と同じにする)に必要な時間が十分に確保できません。その結果、昇圧時に再生側の筒に一気に空気を流し込む原因となり、運転圧力の変動を引き起こします。この時に発生する脈動は、下流側の機器のみならず、上流の圧縮機の制御にも悪影響を及ぼします。
白川製作所では加熱再生式脱湿装置を採用することで、切り替えによる圧力変動を発生させず、全ての周辺機器を悪影響から守ります。また、設置環境の影響で加熱再生式脱湿装置を採用できない場合においても脈動防止のため、適正な空気槽、配管容積をご提案します。適正規模の計算式
昇圧時に再生流量と昇圧弁の流量の合計値にて昇圧側容器圧力を0MPaGから0.69MPaGまでに昇圧するために要する空気量は下記の計算により求められます。
全空気量
容器空隙部容積をV(1.012㎥)とすると、全空気量VFPは、
全空気量配管および空気槽の必要容積
圧縮機の定格風量が、ドライヤーの再生流量と負荷側風量が一致していると仮定し、圧縮機のロード中に予備圧縮機の追起動の起動指令が動作するまでの制御圧力差をΔP : 0.05MPaとした時に、配管および空気槽の必要容積VALLは、
配管 および
空気槽の必要容積通常圧縮機稼働中にロード圧力からアンロード圧力まで空気槽圧力を昇圧できることを考慮すると圧縮機定格風量QC>負荷風量QLであるので、上記VALLを下回る空気槽および配管容積で設備されるものと考えられます。
- ・大気圧の絶対圧力:0.101325(MPa)
- ・制御圧力差:ΔP(MPa)
- ・容器空隙部容積:V(㎥)
- ・配管および空気槽の必要容積:VALL(㎥)
- ・全空気量:VFP(㎥)
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海外規格製品も、個別対応でご要望に応える
ASMEスタンプ取得品(Section VIII Division 1 or 2)については、厳正な基準に則って設計、製造、検査を行ったことが証明された製品であり、購入品としてのお取り扱いになります。こちらはご購入時に別途ご案内いたします。
その他、海外規格については当社営業担当までお問い合わせください。