導入のメリット

省エネによる、環境負荷とコスト低減

白川製作所の脱湿装置は、吸着剤(活性アルミナ、シリカゲル、合成ゼオライトなど)によって気体の水分を取り除く「吸着方式」を採用しています。
このような吸着式の脱湿装置は、運転中に吸着剤が吸着した水分を乾燥させ、再生させるという工程が必要となります。
この吸着剤の加熱再生処理について、設計にさまざまな工夫を凝らすことにで、省エネによる環境への負荷とランニングコストの低減を実現しています。

省エネの例

  • 冷却装置などを組み合わせ、前処理を行う加熱式脱湿装置の入口側に冷却装置などを組み合わせ、前処理を行うと、乾燥気体の消費量や吸着剤再生のための動力費を低減することができます。
  • 露点制御を行う脱湿装置のサイクル制御に「露点計」による制御を行うことで、入口温度が低い冬場や使用流量(取り入れられる気体の量)が少ない場合などに切替時間を延長することができます。それにより吸着剤の再生回数が減り、乾燥気体の消費量や再生時に必要な動力費を低減することができます。
  • コンプレッサーの廃熱を利用する吸着剤の再生に電気や蒸気を使用する代わりにコンプレッサーの廃熱を利用することで、動力費を低減することができます。
  • 深夜電力を利用する吸着剤の再生に深夜電力を利用することにより、さらにランニングコストを低減することが可能です。