

白川製作所の脱湿装置は、吸着剤(活性アルミナ、シリカゲル、合成ゼオライトなど)で気体の水分を取り除く”吸着方式”を採用しています。吸着式の脱湿装置には、加熱再生式・非加熱再生式という2つの再生システムがあり、さらにオープンサイクル・クローズドサイクルに分類され、お客様の条件に適したものを選べます。もちろん、そこからさらに細かなカスタマイズが可能です。

ブロワーで吸入した外気を利用し、吸着剤の加熱再生処理を行います。そのため、加熱再生時には脱湿した乾燥気体を消費せずに再生処理が可能で、その分、乾燥気体の供給・利用効率は高くなります。

FHD(AHD)型には、加熱再生処理をエジェクタで吸入した外気で行うものと、脱湿した乾燥気体で行うものの2タイプがあります。また、ブロワーが無いため、メンテナンスが容易です。

脱湿筒内に電気ヒーターを設置した、コンパクト設計になっています。そのため、他の型式よりも場所をとらずに設置が可能です。小流量の乾燥気体を利用する場合に適しています。

HPD型、VSSD型と同じクローズドサイクルの型式ですが、こちらはコンプレッサーから排出される余熱を利用して再生処理を行う点に、その利点があります。再生処理に熱源を必要としないため、省エネ効率に優れています。

HPD型と同じクローズドサイクルの型式です。圧縮空気の加熱用にコンプレッサーから排出される余熱を利用するため、再生処理用の熱源が不要です。また、制御的にシンプルで、コンパクトにまとまったのが特徴です。

シンプルな構造でイニシャルコストが低く設置スペースも取らないため、コストや設置スペースに制限がある場合には導入しやすい型式です。また、非加熱式のため防爆対応が求められる環境でも使用できます。